Sat 02.01.2014
佐伯市街上浦

工藤好美と山頭火放浪の俳人 種田山頭火と佐伯

山頭火
  • 山頭火が佐伯で投函したはがき(熊本近代文学館蔵)
  • 山頭火が佐伯で投函したはがき(熊本近代文学館蔵)
高名な英文学者・工藤好美は、旧佐伯町大手前で洋服店を営む工藤家の長男として生まれました。旧制第五高等学校(現熊本大学)へ入学後、文学の道をめざして早稲田大学へ進学、英文学を学び、のちに京都大学などで教授を務めました。

山頭火(本名:種田正一)は、現在の山口県防府市の裕福な家に生まれ、波乱の人生にあって後年は出家、放浪の俳人として、自由律俳句(じゆうりつはいく)の最も著名な俳人として知られています。

熊本の五高時代、工藤好美は当時古本屋を営んでいた山頭火と出会い、親交を深めてゆきます。やがて、早稲田大学に進んだ好美を追うように、山頭火も上京することになります。

好美には千代という美しく聡明な妹がいました。女学校を卒業後、千代も兄の住む東京へ向かい、山頭火を交えた3人の交流の日々がありました。しかし、やがて山頭火は熊本に戻って仏門に入り、千代は佐伯の地で24歳という若さでこの世を去ってしまします。

「佐伯地方は予期したよりもいいところでありました」
こう書かれたはがきは、山頭火が義弟にあて大正14年8月7日佐伯で投函しています。千代の死を知り、急きょ工藤家を訪れたときのものです。この日、山頭火は千代の位牌に向かいお経をあげ、偶然にも帰郷していた好美と語り合ったと云われます。

山頭火は、昭和4年12月にも、巡礼をしながら再び佐伯の地を訪れています。



【 山頭火が佐伯で投函したはがき 】
(熊本近代文学館蔵)

はがき表(写真中):
町田米四郎 様(山頭火の義弟)
此度たいへんご厄介になりました。いろいろお心付け下さいましてほんたうに有難う存じます。
昨夕当地着、親友と4年振りの交誼をあたためてをります。
皆様によろしく
明晩までには帰ります
佐伯にて種田生

はがき裏(写真下):
佐伯地方は予期したよりもいいところでありました
  8月7日
(写真は佐伯市上浦の曉嵐の滝)





【 自由律俳句(じゆうりつはいく) 】
俳句は、五七五の形をとる(これを定型俳句という)。この定型にとらわれずに作られる俳句を自由律俳句という。季題にとらわれず、感情を自由な言葉で表現することに重きが置かれる。文語や、「や」「かな」「けり」などの切れ字を用いず、口語で作られることが多い。
種田山頭火の自由律俳句:
  分け入つても分け入つても青い山
  まっすぐな道でさみしい





Information

施設データ

山頭火 データ:
○ 1882年(明治15年) - 1940年(昭和15年)
○ 自由律俳句(じゆうりつはいく)の最も著名な俳人として知られる
○ 1925年に出家、耕畝(こうほ)と改名
○ 本名、種田正一

お問い合わせ先

佐伯市観光案内所 TEL: 0972-23-3400

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山頭火

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